OFFICINE PANERAI  オフィチーネ・パネライ

PANERAI RADIOMIR PAM00183 BLACK SEAL Cal.OP XI





所有する5本目のパネライは45mm径手巻きブラックシール。
PAM00062に勝る『極上パネライ』は未だ出現していないが、筆者の嗜好はやはりラジオにある。
巨大45mm径のラジオミールに敢えて挑戦する意味は何か。
2008年2月『TOKYO探訪』の機会に入手して早、一年強の愛用となる。
『ラジオミール再考』の序章として今回はブラックシール分析を試みる。(2009/05/05)



(BLACK SEALはパネライらしい『最後のラジオミール』となるのか〜)

2009年度SIHHでマスコミの高い評価を得ているのが新型キャリバーP9000系の開発とそれを搭載する1950ルミノール3デイズだ。P2002系のマニファクチュール(伊語ではマニファットゥーレと発音する)路線からやや廉価版へとベクトルを振り、新開発した結果の自動巻きP9000系であるが、パネライとしての基本コンセプトに変更は無い。ダブルバレル、フリースプラング両持ち式テンプなど基本性能、構造は確りと受け継いでいる。

だからやっぱり新型パネライは素晴らしい、等とコメントするつもりは毛頭無い。

パネライの魅力を簡潔に述べれば、『独特の大型なガタイ』と『中身のムーヴメント』にある。特にムーヴメントについてはプレ・ヴァンドーム時期を第一期とすれば、現リシュモン傘下入りした1997年から自家製キャリバー発表の2005年秋までが第二期、そして現在に至る『マニファクチュール強化路線』の第三期に大別できる。

『中道左派系パネリスティ』の『時計オヤジ』としては第二期の1998年発表以降の初期モデルから特にゼニスやフレデリック・ピゲ、JLCやGP製キャリバーまでも搭載したり、特に2000年代に入り毎年のスペシャルモデルを発表し続けた2003〜4年頃までが『パネライ黄金期』と感じている。何よりもパネライの開発初期における旺盛なデザイン(モデル)発表と伝統的な『時計らしい』味付けが施された第二期は良い意味でパネライの歴史と新生パネライが百花繚乱する黄金期でもあり、ユーザーとしても選択の幅が広がると同時に未知なるブランド・パネライへの期待が膨らんだ夢の期間でもあったのだ。

第三期への移行期に発売されたのがこのブラックシールだ。
Historic系に位置付けされることからも、パネライのアーカイブが色濃く投影されたモデルと読める。そもそもモデル名からしてパネライの素性そのものであり、生臭い(キナ臭い)雰囲気たっぷりのモデルである。

マニュファクチュールとして独自路線を拡大するパネライにおいて『2010年問題』で業界が揺れる中、外部調達するユニタス/ETA系キャリバーを搭載することがこの先、何時まで可能であるだろうか。発売されて早、5年目に突入するブラックシールであるが、こうしデカ厚系手巻き時計にはユニタスが良く似合う。PAM190のJLC製搭載の8デイズも素晴らしいが、同じリシュモングループ内からのキャリバー調達モデルでさえ昨今では激減している。要は自家製キャリバーが魅力的であれば良いのだが、その性能はともかく概観はまるで高性能エンジンでブラックボックス化された風貌であり、筆者の嗜好からは遠く離れる。『ガタイとムーヴメント』をパネライの魅力の根源とすれば、古典的意匠を好むパネリスティにとって新型モデルは蚊帳の外になってしまう。

現行ブラックシールがクラシカルなラジオミール『最後の砦』として『時計オヤジ』がその存在意義を認めるのはそうした背景に基づく。
メゾンには自家製キャリバー搭載一辺倒ではなく、もっとラジオの良さを冷静に分析して欲しい。リシュモングループに存在する最大のメリットを活用し、今後とも自家製キャリバーとグループ内の名機キャリバー搭載という二本立て路線が最も贅沢、且つ実用的な戦略ではなかろうか。しかし、第三期の現在ではパネライ戦略の比重は圧倒的に自家製キャリバー搭載モデル開発に充てられている。パネライ開発陣・経営陣の柔軟な戦略とリシュモングループ内の横断的連携・応用力を切に期待したい。



(パネライの歴史が浮かび上がる、オマージュたっぷりの『第5世代キャリバー』Cal.OP XI〜)

解説不要のユニタス6497/2ベースのCal.OPXIはベースエボーシュを徹底的に洗練させている。更に2005年より受け板仕上げをコートドジュネーヴ模様に変更した結果、現在のより美しいキャリバーに昇華した(→右写真)。そのモチーフが初代パネライモデルにあることは周知の事実。『時計オヤジ』の勝手な分類では現在の手巻きキャリバーは『第5世代目』となる。

しかし、ここまでやるのであればもう一歩踏み込んで欲しかった。
具体的には:
@ 輪列中央の受け板を1938年製ROLEXキャリバー形状にすること。
   基本的な輪列構造はユニタスも同様なので難しくないはず。
A チラネジ式テンプを採用すること。これは必須の意匠である。



『頭隠して、尻隠さず』。やって出来ない仕上げではないので、最後の最後での詰めの甘さは非常に残念。
大型ルビーと青焼きネジの対比は単純に美しいと感じるが、全体的に今ひとつ緊張感に欠ける。理由はその受け板上スペースの大きさと、チラネジ等が無い為に脱進機回りのアクセント不足、に由来すると感じている。
一方、今やパネライモデルの殆どがシースルーバックとなるが、それでも100m防水を確保しているのは嬉しい。



以下、パネライ手巻きキャリバーの変遷を整理する:


(←左写真: 1ST: ROLEX製17石キャリバー搭載)
1938年にラジオミール・プロトタイプに搭載されたのは、
左写真と同型のコルトベール社製エボーシュ搭載のROLEX Cal.618
このキャリバーの輪列配置や基本構造には特別な点は無い。
ごくごくありふれた基本構造のキャリバーであり、現代でも似通った構造のキャリバーは少なくない。









(←左写真: 2ND: ROLEX製17石キャリバー、チラネジ式テンプ搭載)
1997年、プレ・ヴァンドームからヴァンドームグループへ移行した新生パネライ誕生の記念碑がこのモデル。デッドストックのROLEX Cal.618搭載の限定60本生産。
47mm径のPAM00021はプラチナケースに入れられる。
竜頭形状はブラックシールと同様。







(←左写真: 3RD: 初期の手巻きキャリバー)
Cal.OPUである。ほとんど、ユニタスが『素』のまま。
受け板に”PANERAI”ロゴが全面に刻印されるが、意匠面では決して美麗とは言い難い。
この頃はシースルーバックも殆ど無い時期でもあり、人目を意識した仕上げではない。。
17石、6振動/秒、COSC取得、パワーリザーブ41時間。
スワンネックもまだ無い。








(←左写真: 4TH: 2004年、大幅に改良されたCal.OPXIとなる)
受け板形状を全面的に変更し、スワンネック式緩急針搭載となる。
デザイン的には初期のROLEXキャリバー618をモチーフとしていることが一目瞭然。
テンプやガンギ受け板までROLEXキャリバーそっくりに仕上げているのがよろしい。









(愛機ラジオミールPAM00062との比較論〜)

やはり45mm径は相当デカイ。
40mmでも十分に大きいのだが、最近、マスコミが40mmでも女性が身に付けても『OKサイズ』などと宣伝するのには大きな違和感を感じる。
『現代において40mmでは紳士用の標準サイズとしては小さ目』、などという表現も見識を疑う表現だ。大きさに麻痺してしまった時計業界、メーカーとサイズに媚びたマスコミ業界が何とも空しい限りだ。

@サイズの比較:
一般的にケース径に関しての標準サイズとは40mm以下とすべきであり、40mm径超は全てデカ厚系と言って過言でない。その中でも45mm径はズバ抜けて大きいが、ラジオの場合、クロノ系でなければケース厚は左程膨らまず、またケース形状も丸みを帯びているので全体の装着感は45mmでも比較的快適。それでも表面積の大きさは尋常でない。Yシャツの袖で隠れる大きさ・厚みではないのが40mm径ラジオと決定的に異なる。『適度な控え目感があるか無しか』が両者最大の相違点である。

Aケース素材と形状比較:
WG素材のPAM62(=40mm)はその重みと相まって身にした時の存在感としっくり感は抜群。一方の45mmのブラックシールは316LのSS製であり、貴金属WGとは別の硬質なSSらしさを感じる。ブラックシールにはSSが最適だろう。『突撃隊の手首にWG』ではオマージュも存在し得ないからだ。両者共に最適なケース素材の選択と言える。
パネライ特許のワイヤードラグはラジオミールの専売特許でもあるが、華奢で懐古主義を感じさせるこのラグはラジオミール最大の特徴でもある。クッションケースとの組み合わせでは傑作品の域にある。逆にこれ以外は考えられないラジオのアイコンであり、45mmに拡大されてもデザイン上の破綻は無い。但し、上述の通り45mm径は日常使いで大き過ぎることに変わりは無いのであり、T.P.Oを良く吟味した上で装着すべきである。

B夜光INDEX表示比較:
ブラックシール最大の特徴がサンドイッチ構造のの二重式文字盤だ。これもパネライ独自の構造である。
PAM62でも同様な文字盤であれば更に良いのだが、こちらの夜光INDEXの塗布と盛り上がりは実用上、十分な性能を発揮するので不満は無い。寧ろ、文字盤が小さ目のPAM62であればサンドイッチ構造よりも現状の方式が似合う。バーINDEXも植字式の高級感溢れる仕上げであり、分針目盛りと共に完成形にある。視認性はブラックシールの方が高いが(特に、バーINDEX部分)、45mmに文字盤を大型化した上に、更にシンプル表示となっているので、ブラックシールはより大味であり、軍用パネライのデザインが色濃く反映されている。PAM62はコンテンポラリー系にカテゴライズされることからも分かる通り、こちらは『極上』実用時計であり、ブラックシールは実用機能に徹した時計である。両者は素性から見ても似て非なるモデルであるのだ。

C竜頭形状比較:
これもラジオの専売特許。逆円錐形とでも言うべきこの竜頭形状は極めて操作し易い。同じく軍用のIWCパイロットウォッチ(47mm径)でも同様なデザインが見られるが、恐らく手袋をしての操作を考慮した採用ではなかろうか。特に手巻きを行う場合には、この逆円錐形状の竜頭は使い易い。突起部分が大きいだけに、どこかにぶつけるリスクも高いがこの竜頭形状は素晴らしいデザインである。40mm径の小さいPAM62の方が大きい竜頭を有するというのもブラックシールと比較して改めて認識したが、両者の形状は微妙に異なる。ブラックシールの竜頭はオリジナルのそれを復刻させているのだ。肝心の竜頭を利用した巻上感は、竜頭形状の効果も加わりユニタスのブラックシールは適度な重さ。PAM62は軽快そのものである。

Dシースルーバック比較:
右写真の通り、ムーヴメント直径の差は歴然。
懐中時計用のユニタスが大きいのは当然として、PAM62のゼニスエリート680も見応え十分。コートドジュネーヴ模様でないのはいただけないが、PAM62が絶版の今となってはPANERAI文字装飾仕上げも『第二期黄金期』の一時代を感じさせる思い出深い処理である。逆にエリートを搭載させるには40mm径が限界であり、それ以上の大型ケースには秒針位置のバランスが崩れて不向きとも言える。

ブラックシールの巨大なシースルーと対比して、PAM62の裏側のガワ(淵)の適度な広さは『らしさ』が溢れて流石。WGの輝きも堪能できるこの姿は『極上時計』らしさの風格いっぱいである。

現代において機械式時計の推定9割以上がグラスバック仕上げであるが、このラジオ2本でも同様の仕上げにしてあることは機械式ファンとしては単純に喜ばしい。ブラックシールも受け板形状を変更してまで、オリジナルへの憧憬を詰め込んだCal.OPXIを見せることで、復刻版としての素性を高らかに謳歌しているのがユーザー側としても楽しいではないか。





(パネライユーザー最大の楽しみ。レザーベルトの妙〜)


右写真はオリジナルの茶カーフベルトを装着した状態。
個人的にこのベルトラインには非常に『感動』している。
特にワイヤードラグからベルト中央に向かって革ベルトが絞り込まれてゆくラインが美しい。26mmから22mmまで絞り込むデザイン故のラインでもあるが、似た例ではロジェデュブイのゴールデンスクエアでも見られる。

純正美錠(尾錠)も大型で宜しい。
ブラックシールにはDバックルではなく、この通常タイプが一番似合うだろう。しかし、個人的には表皮がツルツルとしたカーフベルトは好みでない。よって、替えベルトとして何本か選択するのだが、こうしたベルト選定もパネライに付随する一つの楽しみだ。










(←左写真: 4種類の革ベルトで楽しむことに〜)

左から、茶カーフ(純正)、濃茶アリゲーター、黒アリゲーター、黒オーストリッチ。
サイズは全て26/22mm。
ラジオミールにはストレート幅よりも、こうした絞込んだストラップが良く似合う。
現在は濃茶アリゲーターを装着中。黒文字盤に茶系ストラップは良く似合う。
黒色ストラップはより精悍でスパルタンなイメージとなり、ONでの使用にはお奨めである。
シャークスキンや薄色系統は嗜好に合わない。
ワイヤードラグはネジ式でストラップの脱着は容易であるが、ネジの緩みが気になるので、極力ベルト交換の頻度は上げないように配慮している。

※尚、『ラジオミール用革ストラップにおける”全体バランス論”』はこちらを参照乞う。




(ラジオミールの将来についての雑感〜)

ラジオに限らないが現在のパネライ路線を見る限り、ムーヴメントの全面的マニファクチュール化は時間の問題だろう。自家製手巻きキャリバーはP2002として既に存在するが、オリジナルのROLEX製キャリバーを記念碑として現在のモデルに残すとすれば、今後ともベースユニタスのCal.OPXIを残さざるを得まい。
果たしてパネライとしてそれが出来るのかが最大の関心事である。

筆者の見方は以下:
現行ブラックシールは発売後、既に5年を迎え、その役目は略完了⇒近々、廃盤となりベースユニタスもなくなる⇒代替として全くの別物で登場⇒シンプルモデルを目指し現行8デイズ搭載のP2002/3とは異なる別キャリバーを開発・搭載する、というシナリオだがどうであろう。(⇒追記3参照)

単純な手巻きキャリバーの為に新規開発を行うか疑問だが、ブラックシールの持ち味はあくまでROLEXキャリバーのデザインに近づけることにある。そうであれば、ユニタスのような伝統的な既存キャリバーを流用するのが一番であるが、2010年問題を控えてそれも難しくなるかも知れない。となると、シンプルキャリバーを自前で開発することが急務だが、その為にCal.618のデザインを残すとは考えにくい。例えばバシュロン・コンスタンタンの新型手巻きCal.4400を流用するとかの可能性も残るが、いずれにしても現行Cal.OPXIのような懐古趣味たっぷりの古典的受け板形状を復活させることは難しいと考える。となると現行ブラックシールは古き良きパネライ黄金時代最後のラジオミールとなるのであろうか。

今年、開発された自動巻きCal.P9000が新型ラジオミールやブラックシールに搭載される日も実は意外に近いのかも知れない。(2009/05/05)



加筆修正(2009/05/10、2009/11/08、2009/12/05、2010/01/02、2010/12/03、2013/11/01



追記1)
2009年SIHHでヴァシュロン・コンスタンタンから発表された”ヒストリック・アメリカン1921”に大注目している(⇒右写真)。往年の傑作ドライビング・ウォッチの復刻版だが、40mm径クッションケースはまさにラジオミール同様のシェイプ。クッションケースが如何に古典に範を得ているかが分かる好例であろう。

右上コーナーに配置された竜頭もオリジナル通りの復刻である。PAM00062をこうして並べて比較すると、際立つのがその”古典的オリジナリティ”。ラジオミール生誕が1938年であるので、このヴァシュロンモデルは”先輩”に当たる訳だが、当時の流行でもあり、スポーツ系ウォッチとしてのひとつの造形美の象徴がこのクッションケースであったかも知れない。
こうして見てもラジオミールの美しさには我ながら惚れ惚れしてしまうのだよ。(2009/05/10)




追記2)
カジュアル・ウォッチのDIESELから右写真の時計を発見!!!
これって、まさにそのまんまPAM00062ではないか。
極太ワイアードループは固定式。よって革ベルトはそのループを通してビスで固定する仕組みだ。兎に角、ケース形状がラジオミールと瓜二つ。プレス打ち抜きされた針はチープだし、文字盤のデザインもイマイチだが、全体的な雰囲気は、まんまラジオ、である。
ケース色は淡いゴールド。これもチープである。
致命的なのは革ベルトが短いこと。そう、この時計はベルトサイズのみが女性用。
男性用には同サイズのケースながら、色はシルバー。文字盤もパステル・ブルー系とパステル・ブラウン系になってしまう。う〜ん、この女性用を買って革ベルトを交換するか、それとも思い切って2本買いしてしまおうか・・・。
こういうお遊びウォッチから未だ抜け出せない『時計坩堝』にはまり込んでいる『時計オヤジ』である。(2009/11/08)


追記3)
遂に登場した新型手巻きキャリバーCal.P.999。
2009年9月9日をもじったのだろうか、不思議なナンバリングだ。日本式に当てはめれば、『急-窮-究』(急遽、窮屈、究極)なキャリバーか?自家製手巻きのキャリバー登場は予想通り。だが、そのSPEC、デザインには古典意匠も取り入れたパネライらしさが溢れており、ひとまず安堵する。
パネライらしい硬派な受け板形状や歯車とのバランスも及第点。これにジュネーヴストライプを加えて、青焼きネジを使えば見た目も更に素晴らしいものとなる。

最大の良さはスワンネック+チラネジ式テンプであること(賞賛!)。
まさか、いまさらチラネジで勝負してくるとは意外でもあり驚く。フリースプラングが常道だろうが、2本式アームの6振動チラネジには拍手喝采する。※因みにチラネジ搭載テンプでハイビート(8振動)はグラスヒュッテ(GO)しかない。これは多分、歴史上でもGOだけだろう。

しかし、この新型手巻きキャリバー登場は、現行Black-Sealの消滅を意味する。
ユニタス搭載モデルがDisconになるのは時間の問題。これは間違いなく『2010年問題対応キャリバー』、である。
まずは42mm系ラジオミールに搭載されるが、相変わらず文字盤がダメ。12−3−6−9の数字4つを揃える事がラジオには必須だろう。27.4mm径のこのP.999、シングルバレルでパワーリザーブ60時間というのも興味深い。
パネライの世界がいよいよ、その深淵度合いを増す。今後の展開が非常に楽しみだ。(2009/12/05)

追記4)
革ベルトで遊ぶ。
パネライの最大の楽しみの一つであるレザーストラップ各種の着せ替えは、実に奥が深い。Agingで変わり行く革の色や風合いを楽しむカーフ、そして独特の模様が美しい各種エキゾチック・レザー。そんなエキゾチック・レザーを代表する一つが下サンプル写真(↓)にある、アリゲーターの尻尾ギザギザ部分を立体的に用いたド迫力の特別仕様ストラップ。
執念で探し出した香港の某専門アトリエにBlack-Seal用と40mmラジオ用を現在、発注中。完成次第、その出来栄えを詳細にレポートしたい。(2010/10/28)









『時計オヤジ』のパネライ関連WEBはこちら:

@ルミノールGMT(PAM00088)はこちら
Aラジオミール(PAM00062)はこちら
B『生誕地フィレンツェにPANERAI Boutique 1号店を訪ねる』はこちら
C『デカ厚ブームの嘘、パネライの真実』はこちら
D『マニファットゥーレ・フィレンツェManifatture Firenze・Aged Calf Leather Strap 1942』はこちら
E『マニファットゥーレ・フィレンツェ・新作2本』はこちら
F『ヌーシャテル訪問記〜パネライ工房門前払い』はこちら。(2006/10/01UP)
Gラジオミール・ブラックシール(PAM00183)はこちら
H『ラジオミール用革ストラップにおける”全体バランス論”』はこちら。(2010/01/01)
I『2010年8月、リヤドの直営BOUTIQUEを訪問する』はこちら。(2010/08/13UP)
J『ラジオミールPAM00103、小体で古典な三味胴ラジオの楽しみ方』はこちら。(HP開設7周年記念)

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