COLE HAAN  コールハン

COLE HAAN "AIR GRANT"
Horse-Bit Tan Grain, REF.C08828




またもやCole Haanの登場である。
Cole Haanのデザインについては、2〜3年前までは可也辛辣なコメントをしていたが、
いつの間にやら今回のAir Grantで9足目となる。
そしてAir-Grantだけでも3足目である。
今や、俄かCole Haanマニアとなってしまった靴オヤジの今回の選択はTAN GRAINのHorse-Bit。
まんまとCole Haanのワナにはまった靴オヤジである。
(2012/8/05 444444)






(もはや名品の域? Cole HaanのAIR-GRANT 〜)



個人的には可也気に入っているデザインである。
現状では、住んでいる土地柄もあり自ら運転する機会が全く無い靴オヤジであるが、時々のセールの破格プライスと相まって3足目となったのがこのAir Grant(ドライビング・シューズ)である(⇒右写真)。

1)この薄茶スコッチグレイン調の革の風合いがまず魅力的。
2)加えて、銀色の渋くてやや小振りのホース・ビットが珍しい。
3)最後はヒール底に仕込んであるNIKE AIRである。
  この小型で薄型のナイキ・エアの威力はこの手のペッタンコ靴では抜群である。まさしくモデル名の通り、Air Grant(=エアの恩恵)の威力は絶大。これら3点にこの靴の魅力は凝縮されている。


ビット・モカシンと言えばご本家はGUCCIである。これにFerragamoとCole HaanのAir Monroeを加えると、我がビットコレクションは合計7足になる。特段、ビットにコダワリがある訳ではないのだが、7足となるとそうも言ってられまい。『ビットシリーズ総括』は後日、披露したい。









(右写真⇒: やや浅めのフロントノーズがトレードマーク 〜)

やはりこうしたサドルローファー式ビットデザインには落ち着きがある。
同じドライビング・シューズと言ってもフロント・リボン式とはカジュアル度合いも数段上となる。加えて、この薄茶色のスコッチグレイン革が何ともシックで、トラッドな味わいを醸し出している。

この手の靴に耐久性を求めるのは酷であろうが、一生モノとして愛用したい、そんな気分にさせる出来栄えである。
土踏まず部分のアークには色違いで薄めのクッションが貼り付けてあるのも靴メーカーとして本格派らしいデザイン処理である。

つま先は極めて自然なラウンド・トゥである。サドル部分からトゥにかけて若干の絞込みを感じるのだが、実際に履いてみると違和感も無く、この点は他のAir Grant同様にライン作りに成功している。










(←左写真: この小さ目ホース・ビットも良い出来栄え 〜)


サドル部分の縫い付けはビーフロール方式だが、この際、それも許してしまおう。元来、サドルは縫い付け方式が好みであるが、Air Grantのローファーモデルはどれもがビーフロールである。

それよりも何よりも、スコッチグレイン型押し革とビットの組み合わせが秀逸。
やや浅めのノーズは仕方ないと割り切るが、全体的なデザインと細部の仕上げ具合は及第点の出来栄え。











(ヒール部分はお決まりの12個のゴム製突起が〜)


TOD'Sに代表されるゴム製突起(=ペブルド・ラバー)は、Cole Haanではラバー・ナブ(Rubber Nub)と呼ぶ。
この耐久性、耐摩耗性は余り期待できないが、磨耗したらSHOE-GOO(シューグー)等の補修材で小まめなメインテナンスを行うことがこの種の靴と付き合う秘訣だろう。そして、ラバーナブの間は表側同様に本革が剥き出しなので、雨の日や不意の水濡れには滅法弱い。万が一、靴底が水で濡れたならば、根気良く陰干ししたり、その後の手入れを十分に行う必要がある。そうでない通常の使用においても、靴底の革の汚れと傷みは可也になるだろう。靴磨きの時間も増え、結構忙しくなる覚悟は当然ながら想定内で考えている。























(↓下写真)
以前、紹介した通常ローファー・デザインの3モデル。
左から、薄茶のスコッチグレイン調、真ん中は焦げ茶スムースレザーに白スティッチ。右が黒スコッチグレイン調。
どれもがクラシカルでトラッドっぽいのが魅力。特に左の薄茶色と真ん中の焦げ茶色が魅力的と感じていたが、今回、ホース・ビット付きの薄茶色の出物に遭遇したので、これはもう待ったなし、での購入とあったのだ。(2012/8/05 444444)


























(追記1: 2012年8月上旬、計画通りヴェネチア市内でデビューを飾る〜)

この靴のデビューはヴェネチアで、と決めていた。
真夏のローマ経由でヴェネチアのホテルにチェックイン後、早速、運河沿いのレストランで昼食をとり、駅前通りを闊歩する『靴オヤジ』である。心配した凸凹ある石畳の上でも、Nike Airのお陰でクッション性能は申し分ない。
この靴のTanの色に合わせて、バーバリー短パンにカメラのストラップもベージュ系とする。
真夏のヴェネチアをこのAir Grantで散策するのは本当に楽しい一時であった。。。(2012/9/01)


























(その他のCole Haanの関連ページ)
⇒ Cole Haanのメッシュ式茶色ローファーはこちら
⇒ Cole Haanのドライビング・シューズ”Air Grant”(バーガンディ)はこちら
⇒ Cole Haanのクロコ調 ”Emory-Bit Loafer” はこちら
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⇒ Cole HaanのAir-Monroeのフルサドル・ローファーはこちら
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