COLE HAAN  コールハン

COLE HAAN "EMORY-BIT" T-Moro Croco Print
REF.C09243, Size:9.5 Fit:M
Made in India





BIT式LOAFERの本命は勿論、GUCCI。
未だ、ご本家のホースビット・ローファーを超える逸品は存在しない。
しかし、最近の”Cole Haan”モデルは結構、気合が入って来た。
今回は常連ドバイモールにて偶然発見したこのモデル、
見た瞬間、購入決定。云わば『秒殺』されたこのモデルを紹介する。(2011/6/12) 372100



(クロコ型押しレザーに滅法弱い『靴オヤジ』〜)


前回のAir-Grant追記で紹介したこのモデル(⇒右写真)。
クロコ型押しのドラシューであるが、手を出そうか否かと迷っていた矢先である。何を迷っているか言えば:

@最近、靴ばっかり買い過ぎ
AAir-Grant既に購入しているので、デザイン的に飽和状態
B甲の部分が少々浅め。これが可也カジュアル感を強める。
  欲しいのはドレッシーなドレス靴。


まぁ、どうでも良い理由ではあるのだが、本人にとっては可也真剣に考えていたところ・・・。

こうしたクロコ型押しレザーには元来、非常に弱い自分。
時計ベルトであればクロコ(アリゲーター)本革mustであるのだが、これが靴となるとそうは行かない。
時計ベルトでさえクロコ本革製となれば、2〜3万円は最低覚悟である。
それが面積の広い靴、となれば価格のジャンプは勿論ながら、その手入れ(足入れ?)にも相当、注意を払う必要が出てくるだろう。そこまでして手に入れたいのは、現状ではJ.M.Westonのクロコローファーだけだが、それでも手が届かない、というか、大枚叩く気にならないのだ。






(←ドバイモールのランドマークでもある大水槽を前に〜)

2011年5月末、再びドバイ訪問の機会を得た。
ドバイで定点観測する筆頭場所がこの世界最大のショッピングセンターであるドバイ・モール。ここで各時計メゾンの新作情報や購入含めて、種々お世話になっているのだが、靴についても時計同様、毎回新鮮な発見・楽しみが多いのである。















(右写真⇒: こちらがその秒殺モデル〜)

例によって、Cole Haanブティックに顔を出す。
ディスプレイを見た瞬間、右写真モデルに釘付けとなる。
先日、GUCCIのホースビットを新調したのだが、クロコ調レザーには靴であれ鞄であれ、常に『飢餓状態』。

加えて、この下のモデル、濃茶の光沢加減、クロコプリントの斑の大きさが絶妙である。


しかし、同時に大きな欠点もある:
@ ホース・ビットがやや小さい
A 靴底がオールレザーで滑る
B 甲(ノーズ)が浅いのでカジュアル感が強く、ドレッシーさに欠けるのだ。


しかし、そんな欠点を補って余りあるのが全体的なデザインバランスの良さ。
またこうしたクロコモデルは代替品がまずない、ということも大きな購入動機となる。
自分に合うサイズも在庫があるとは限らない。早速、試し履きを行うことにする。





(元祖、GUCCIと比較してみると〜)


下写真、このGUCCIホース・ビットは約25年前にローマ本店で購入したモデル。
現在も定番としてこのモデルは存在するが、25年前のデザインは微妙に異なる。金色ビットのメッキもはげつつあるが、次回、機会あればGUCCIでビット金具を交換しようかと思っている(⇒今回、GUCCIフィレンツェで可能であること確認済)。
この2足比較写真で一目瞭然のように、ノーズ長さ違いは決定的。
持論であるが、ローファーの場合、靴の全長の半分までノーズ(ベロア)が届かないといけない。
これより短いと、如何にもオペラパンプスのようなデザインとなってしまう。
しかし、こうした点を差し引いても、このEmory-Bitには十分な魅力が存在する。





























(←左写真: クロコ型押しの派生モデル〜)


こんなルームシューズやサンダル式スリッパまで揃えているのには苦笑いしてしまう。やりすぎ。

しかし上モデルのルームシューズはノーズも長く、デザイン的には完成されている。Cole Haanのデザイン陣も最近、力を付けて来たと言えるかも知れない。

中々、楽しみになってきたColeHaanである。
(2011/6/12) 372100








(追記)
今回、黒色ハーフラバーを貼り付けることで、結果的に『半カラス』加工を行うことにした。
通常のラバーであれば直線的なCutting lineとなるのだが、今回はハーフムーンをイメージしたアーク(弧)をデザインすることで、結果的に下地の焦げ茶を生かした『半カラス』加工へと変身させることに・・・。
デザイン上アクセントと、実用観点からの耐久性をアップさせる狙いだが、こういうお遊び半分で施すハーフラバーも中々面白い。日本国内であれば、色バリも豊富なので、ここに赤やベージュやらと好きな色で選択する楽しみもある。
今回はサウジアラビアという特殊な場所柄、残念ながら黒色ラバーとなったが、それでも楽しい『半カラス』加工となり満足の結果である。費用は1足分で邦貨1000円弱である。(2013/1/29 469166)



























(その他のCole Haanの関連ページ)
⇒ Cole Haanのメッシュ式茶色ローファーはこちら
⇒ Cole Haanのドライビング・シューズ”Air Grant”(バーガンディ)はこちら
⇒ Cole Haanのクロコ調 ”Emory-Bit Loafer” はこちら
⇒ Cole HaanのAIR YACHT.CLUB.BOAT(トリコロール・デッキシューズ)はこちら
⇒ Cole HaanのAir-Monroeのフルサドル・ローファーはこちら
⇒ Cole HaanのAir-Grant BIT TAN GRAIN[薄茶グレイン)はこちら


⇒ 靴のページに戻る

※掲載の写真・文章等の全てのコンテンツの無断転載・無断複写は厳禁
※特に
金銭絡みのオークション説明等へのリンク貼りは固くお断りします

TOPに戻る