COLE HAAN  コールハン

COLE HAAN Dennehy Woven Penny Loafer ”INTORECHATO”
REF.C06480 10/D 913 Men's "Made-in-Italy"




Lumberjackのドライビング・シューズでも述べたように、
イントレチャート(intorechato)ことメッシュ式ローファーのファンである。
時計で言えば『黒金モデル』にも近い、決して万人向けではないキワモノ靴かも知れない。
しかし、今回は老舗と言っても良い”コールハン”からの本格靴だ。
偶然、飛び込んだOUTLET店で思わず衝動買いしてしまった一足である。(2010/09/07)



(近所のショッピング・モールにOUTLETが開店〜)

自宅から車で10分の場所にあるリヤド市内でも最大クラスのショッピングセンター、Granada Mall。
ここについ一ヶ月程前にColeHaanのOUTLETが開店した。
灯台下暗し。今まで何度か目の前を通りながら気が付かなかった。結果的には気が付かない方が散財せずに済んだのであるが、本日、何気なしに店内を覗いてみると、意外や意外、結構好みの靴が並んでいるではないか。中でも好みのintorechatoを見つけた瞬間、『靴オヤジ』の購買モードはスイッチオン!ターゲットも瞬時にロックオン!お祈り(礼拝)の時間が来てしまうと店が強制閉店となるので、その前に一挙に『買い付けモード』に切り替わる早さには我ながら驚く。。。
因みに、OUTLETではないCole Haanの旗艦店は市内のPanorama Mall内にある。




(右写真⇒: こちらがOUTLETの店構え〜)
質素とも言える装飾であり、余程注意してみないと見過ごしてしまう。
男性用・女性用共に、可也の種類がサイズ別に並んでいる。
OUTLET価格でも左程、割安感は感じないが、金額的にはREGALの汎用商品を定価で買う感じが近いかも。
ColeHaanのトレードカラーとでも言うべきオレンジ茶色の看板が、らしさ、を感じさせる。


(PS) このOUTLET、悲しいかな2012年6月を持って閉店(移転)してしまった。。。(2012/7/01)








↓下写真2枚:

早速、『靴オヤジ』のアドレナリンが放出された対象がこちらの靴。
幸い、サイズも揃っている。色も黒とクロコダイル素材を連想させる上品な茶色の2種類がある。
甲の部分がやや浅めであり、流行?のロングノーズとは真逆のデザイン。所謂、昔からある典型的なアメリカン・カジュアル・ローファーに近いが、程よいラウンド・トゥ加減といい、イントレチャートの出来栄えの良さといい、甲部分のスティッチ処理といい、十分にドレス・シューズとして通じる品格を有しているのが気に入った。

そして黒・茶の二種類共にそれぞれ味がある。一挙に2足買いしても問題ないのだが、Lumberjack(黒)を所有する身としては、贅沢は許されない。加えて、多すぎるコレクションを絞り込む必要もあり、『靴ダイエット』もしなければならない『靴オヤジ』にとって、早々簡単に靴の購入はご法度であるのだが、このデザインには完全に降伏&幸福であるのだ。











(←左写真: 絶妙なるラウンド・トゥには満足〜)

この靴の最大の特徴は3つ:
@茶色の発色が素晴らしい。何となくクロコ素材を連想させる。
A絶妙なラウンド・トゥとハーフ・サドル式ローファーがドレッシー
Bイントレチャートの作りが見事であり、細部に亘る仕上げが丁寧、
であることだ。

従来より捜し求めていた、謂わば理想形としてのデザインに近い。欲を言えば、あと1センチでもロングノーズとなれば更に良いのだが、まぁ、贅沢は言うまい。古典的なアメリカン・ローファーをホボ原型のまま味わうことにしようか。

この飴色のような鈍く輝く茶色が素晴らしい。
イタリア製のこの靴、流石に本場での仕上げに相応しい原皮からのなめしと染色の巧みさが上手く表現できているではないか。
値段はSR800(約18,000円)だからOUTLETとしてはまぁまぁの線か。
格安、と言う感じはしない。

ColeHaanは1988年よりナイキの100%子会社となってから、会社のイメージとしてはAIRシステム搭載のハイテク靴と旧来のトラッド靴の融合ブランドとの印象を持つのだが、どちらかと言えばその立ち位置は中途半端。デザインも今ひとつ垢抜けないと感じるのだが、やはり良い靴でアピールしてくるのはAIR搭載とかの小手先に囚われない、こうした正攻法なトラッド靴になってしまうのだ。





(マッケイ製法と思われるが全体デザインはトラッド靴そのもので好ましい〜)

ON/OFF両方で重宝しそうな靴である。もし黒色を選べば尚更。
ジーンズにもスーツにも似合うのだが、やはり茶色であればコットンや麻のスーツやチノが似合うだろう。
現在、筆者の在住する中東のド真ん中では、場所柄、砂嵐や砂塵が年中降り注ぐ環境にある。
そうした特殊な天候においては、実はイントレチャートというのはクリーニング上からは、避けるべき靴。手入れが少々面倒になるのが難点と言えば難点。しかし、それも製品としての味。靴磨きの楽しみと考えれば大した問題ではない。因みに、靴好きであれば、誰しもそのクリーニング方法には独自の経験と技を持っているはず。イントレチャートをどのようにピカピカに磨き上げるかといった楽しみ(チャレンジ)が味わえるのも乙なものである。

ヒール部分は下写真のように通常モデル同様のカップ式。
靴底はオールレザーであり、滑り具合がやや気になるが、まずは慣らし運転から始めるところだ。
尚、今回選択したサイズは”10”のD幅。REGALサイズ26cmの筆者にとってアメリカンサイズと言えども、ドレスシューズでサイズ10は初めての選択だ。矢張り、靴はサイズ表示が当てにならない。実際に履いてみないとサイズもフィット感も分からないので、個人的には通販等でで買う気はしない。矢張り、靴は実地購入に限るのだ。

靴の中でどの指も当たる事は無い。まさにJust-Fitとはこのことだ。
ピッタリとした窮屈感もなければ、ユルユル感もない。最初から足全体を包み込むゆとりあるフィット感は、流石、イタリア製の成せる業であろう。幸運にも『靴オヤジ』の足型にドンピシャである。
今回の衝動買いは、Value for Moneyを確実に体感できる価値アル一足であると信じている。(2010/09/07) 319200






















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