2010年冬シーズン突入を前にまたもや革手袋である。 手持ち手袋の在庫は十二分にあるのだが、このオレンジ色には一目惚れ。 自分勝手に”エルメス・カラー”と決め付けているがオレンジの発色が独創的。 こういう革手袋を使う人も少なかろうが、『手袋オヤジ』には大好物である。(2009/11/22) |
(一目見た瞬間、躊躇は吹き飛ぶ 〜) 先シーズン、革手袋は不必要に買い込んでいる。 しかし今回は一切の躊躇も無く、一瞬の出会いで迷うことなく購入を即決。 こういう”傑作的商品”は中々少ない。 最近では『デジカメLUMIX ZX1のホワイト』と、既出J.A.Ramisのダブルモンクが相当する。それでも”モノを増やさないこと”を最近のポリシーにしている筆者にとっては、物欲に急ブレーキをかけているものの、こうした傑作品に遭遇すると”ブレーキ解除”せざるを得ない。 この手袋は羊革のイタリア製。革素材のしなやかさについては文句無い。 イタリアのPARTENOPEというブランドだが、全く聞いたことが無いブランドだ。手袋で重要なのはデザインとサイズ。品質は当然の前提条件なので省略する。この手袋サイズは日本式の23。ピッタリとジャスト・フィットというのも決断の重要な要素になる。外国製であれば通常、どうしても親指が長すぎるのが常であるが、このモデルは全指がジャストサイズ。非常に珍しいことだ。 濃茶色のインナーライニングはカシミア製。この濃茶もオレンジと相性は抜群。欲を言えば、ライニングは不要。羊革の一枚革製が好みだが、こうしたライニングで付加価値を高めて価格を吊り上げるのは販売側として常套手段。残念だが、この点は妥協せざるを得ない。 それでも購入を決意させるに十分なオレンジ色の発色の良さがこの手袋の最大の魅力&特徴である。 (手袋と共に、シルクショールも同時購入。デフレ日本で物欲爆発!!!) 日本経済が「デフレ」真っ只中にある現在、こうして物欲に興じる『時計オヤジ』は短い後ろ髪を引かれつつも、常に基本スタンスは『良いものは買う』。 この手袋は某有名百貨店の手袋コーナーにあったのだが、このオレンジ色は陳列棚の中でヒトキワ輝いていた。サイズは23の一種類、在庫もこの一枚のみ。これぞ運命、と決め付ける。買物には自分なりの意義付けが必要であるのだ。 その手袋コーナーの隣にあったのがショールである。 愛用するエンジ・ペイズリーのシルクショールはそろそろ20年にもなろうか。 今年の自分のテーマカラーは”マスタード&オレンジ”と決めている。 だからという訳ではないが両面リバーシブルのゴールド系シルクショールも新調することにした。思わぬ怒涛の散財、であるが納得の買物であるのだ。 (手袋は本来、手ぶらで着用するべき〜) 毎日の手袋使用において、理想は手ブラ。鞄の類を手にしてはいけない。 TUMIだの、革ブリーフなどを手にすると手袋の形が損なわれる。 ビジネスシーンでは不可避の鞄ではあるが、出来れば何も持たないで手袋の指先までのシルエットを出す方が粋である。それが難しければ、思い切って平日の使用は控え、週末専用にするべきだろう。 明るいオレンジという色は得てして”女性専用カラー”に感じる向きもあるが、決してそんなことはない。モノトーンで攻めるのはONの世界の常道ではあるが、ワンポイントはずすにはこうしたチャレンジも宜しい。 幸い、筆者が所有するマフラーには同色のカシミアショールもある。 この手袋を単品で楽しむか、時にはショールとペアで色を遊ぶか、今シーズン突入を直前に手袋大臣としてはどこからでも来い、という心構えである。(2009/11/22) ![]() ![]() ⇒ 『革手袋についての考察@』はこちら。 ⇒ 『DENTSの黒革製手袋についての考察A』はこちら。 ⇒ 『DENTSのペッカリー製手袋についての考察B』はこちら。 ⇒ 『DENTSのPITTARDS製革手袋についての考察C』はこちら。 ⇒ 『グローブホルダーについての考察D』はこちら。 ⇒ 『PARTENOPE製オレンジ手袋についての考察』はこちら。 ⇒ 『PUSATERI製、ショート丈・時計用手袋』はこちら。 ⇒ 旅行、その他のページに戻る |
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