![]() 実はこのモデル、以前から興味があった。 そのバーガンディの発色の良さと奇妙なサドル・デザインであるが、品質と価格のバランスがとれずにいた。 それが何と、今回は70%OFFという価格に釣られてドバイで購入することに。 この半年間で8足目の靴購入、というのは我ながら可也危ない傾注度合いである・・・。(2011/6/14) 372500 |
(昨今、古典で基本に忠実なローファーが非常に少ない〜) ![]() 我輩は特段、Loaferファンという訳ではない。 基本は紐靴、オックスフォード系が好みではあるが、最近、Bit-Loaferに代表されるドレッシーなLoaferが好みである。 代表選手はGUCCIやJ.M.Weston。REGALのEast Coastラインも中々良い出来栄えであるのだが、こうした基本的なLoaferが実は市中に少ないのが現実。 好みの製品はどうしても上記にような一流どころのブランドとなってしまう。それでは上品なLoaferのデザイン上のツボとは何か? 筆者の考える必要条件は以下の4点: @ハーフ、若しくはフルサドル式であること。ビーフロールは却下。 Aノーズが全長の半分を占めること。 Bラウンド・トゥか、セミ・スクェアトゥであること。 C余計な装飾は不要。コバの出方も最小限で、マッケイかグッドイヤー製法であること。 加えて、革の素材が重要であるが、これは別にしよう。 上記4条件を満たす製品は実は限りなく少ない。 そして、今回紹介のTimberlandも実はこの条件はギリギリセーフ、というところ。 それでは何故購入したのか。70%offという、結局は目先の価格に目が眩んでしまったのが事実・・・。 ![]() (←左写真: 靴底はオールレザーの本格仕様〜) 如何にも滑りそうなオールレザーソール。 ヒール部分は合成ゴムとのミックス素材とは言え、積み上げ革に釘までご丁寧に使用している。クッション性能は良いだろうが、TPO次第では可也足元に神経を使わねばなるまい。 このラウンド・トゥは平均的とは言え、中々上手いラウンド。 このモデル自体はドミニカ製だが、細部まで丁寧な仕上げであり、Timberlandの品質コントロールが良く行き届いているのが分かる。 最大の特徴はオイルドレザーのバーガンディ牛革の発色の良さと、サドル部分に黒い墨入れがあること。 黒とバーガンディ。このカラリングは今まで見たことが無い。 何とも不思議な組み合わせである。 ![]() (ヒールデザインも至ってシンプル〜) ヒールカップもご覧の通り。 可も無く不可も無く、中庸の中というところか。 しかし、本来のLoaferはこれで良いのだ。邪魔なデザインは極力排することが原則。勝負するべきは、2点のみ、革質の良さと全体的なデザイン。特にデザイン面では甲とトゥの湾曲具合が命である。ここさえ確り押さえれば、まず普通以上のLoaferが完成するはずだ。 このLoaferの革素材はオイルド・レザー。グローブ革とまでは行かないが、適度な厚みとしなやかさが中々宜しい。元来、OFF専用の靴ではあるが、このシンプルさ加減であればONで履いても何等、違和感は無いかも(⇒ギリギリの線なのでTPO次第ではNGだけど・・・)。 上品なLoaferとはこういうデザインを指す。 ![]() (最近、一挙に買占めた愛靴の数々と、この先どう暮らそうか〜) この後にも紹介するが、半年で買い込んだ靴が8足というのは少々ハイペースというか、もうこの先、一生買わなくても良いかも、というレベル。そもそも持ちすぎの靴であるのだが、時計同様、見るだけでも可也『満足』してしまうのが靴オヤジとしての悪い癖。 時計も靴も使ってナンボ、は重々承知の助。それでもこうして次から次へと手(足?)を出してしまう自分に多少なりとも嫌悪感と反省を感じつつ、更に靴道楽の旅は続くのである・・・。 (2011/6/14) 372500 (その他の関連ページ) ⇒ Cole Haanのメッシュ式茶色ローファーはこちら。 ⇒ Cole Haanのドライビング・シューズ”Air Grant”はこちら。 ⇒ Cole HaanのEmory-Bit Loaferはこちら。 ⇒ 靴のページに戻る |
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