(香港国際空港の免税店にJohnLobbがあるとは驚き!?) 香港の新空港(CHECK LAP KOK)も1998年に開業後、最近になってようやくトラブルも少なくなり、軌道に乗ってきたようだ。 最新の空港ビルらしく、各設備や店舗もなかなか綺麗で使い勝手も悪くない。但し、広すぎる空港ターミナルでは時間にゆとりを持たぬと、飛行機に乗り遅れてしまう、何てことも有り得るので要注意。 さて、2004年8月に香港に立ち寄った際に、空港DFS店でJohnLobbが売られているのには驚いた。と言っても流石にJohnLobbである、店構えはしっかりとしている。決してチョコレートやウイスキーの類と一緒に並べられてはいない。エルメスHERMÈSブティックの一端がJohnLobbの靴コーナーとなっているのだ。それもそのはず、1970年代に経営危機に陥ったJohnLobbに救いの手を差し伸べたのがHERMÈSである。いわば、HERMÈSの靴部門が現在のJohnLobbでもある訳だから、まぁ、当然と言えば当然。 フェラガモでも世界のいたる空港で靴を売っているのであるから、JohnLobbが空港にあってもおかしくはない。しかし、「ちょい枯れ靴オヤジ」の感覚ではメルセデスを空港店で売っているに等しい。JohnLobbであれば、やはり英国本国ジャーミンJermyn Street.の重厚な店舗が目に浮かぶ。それが、かくもコンビニエンスな空港で買えるとは、正直、何故か釈然としないのだが。 (HERMÈS内のJohnLobb店舗〜) 今月、12月初に再度香港TRANSITする機会があり、今度はじっくりとJohnLobb空港店を覗いて見た。場所は出発フロアのLEVEL6。搭乗ゲート1〜20を目指すと、そこは一流ブランド店の数々。グッチ、フェラガモ、ダンヒル、コーチ、エルメス等など錚々たる顔ぶれだ。 JohnLobbはそのエルメスの中にある。売り場スペースは写真右⇒の通り、必要にして十分な広さだ。ゆったりという間取りではないが、吟味するには十分なスペースがある。品種にして20種類位はあろうか。勿論、フルラインアップは無理としてもモデルとしては意外と揃っているとの印象を受けた。但し、ワイズはD中心の模様。 |
(JohnLobbの名作、ダブルモンクを拝見〜) 最近、ダブルモンクにご執心の「ちょい枯れオヤジ」としては、そのルーツとも言われる「ウイリアムWilliam」に興味を抱いていたのでじっくりと拝見させて頂く。 ウィリアムともう一種類のダブルモンク、ナシュビーNasebyがあった。どちらも個性とデザインが完成されており、甲乙付け難い魅力あるモデルだ。特にナシュビーのWストラップの狭い間隔が良い。ロングノーズによるブロード・スペースと、タイトなWストラップのデザインが緊張感あるバランスを保っている。「ダブルモンクの模範、保守本流」のウィリアムも良いが、ナシュビーも中々良いデザインだ。
場所柄、香港のJohnLobbはコンビニエンスであることだけは間違いない。 |
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