(イスタンブールでゴルフ休日を過ごす〜) ローマの休日、ならぬトルコの休日である。 今回はイスタンブールにあるゴルフコースについてのお話。 イスタンブールは人口1,000万人を超える大都市である。 しかし18ホールを持つコースは郊外に2箇所、市内にハーフコースが一箇所あるのみ。地元の人々によるゴルフ人口が圧倒的に少ないことが原因であろう。但し、市内にあるハーフコース、イスタンブールG.C.は100年以上の歴史がある由緒あるコースである。 郊外にある18ホールのKlassis(クラシス)までは高速道路ですっ飛ばして約1時間、70kmの場所にある。もう一つのKemer(ケメル)には約30〜40分で到着する。週末の朝は渋滞は無いので、キッチリこの時間で到着するのは嬉しい限り。 今回、この2大ゴルフコースでプレーしてみた。 ![]() (←KLASSIS GOLF & COUNTRY CLUBは一大リゾート〜) クラシスはヨーロッパ大陸側のなだらかな丘陵を切り開いて作ったコースである。シリブリ地方にあるリゾート地帯でもあるこのコースは、日本で言えばさしずめ山岳コースというところか。水・池は殆ど無いが、その代わりに狭いグリーンと、両側よりせり出すブッシュや谷がプレッシャーをかけてくる。 加えてフェアウエイも斜面が多く、ボールの落としどころに正確性と戦略性が求められる。慣れないとちょっとてこずるかもしれない。EPGA(ヨーロピアンPGA)にも登録されている由緒あるコースである。 ![]() (←練習場は20打席。伸び伸び、ゆったりリゾート気分を満喫する〜) まあまあ管理された練習場は広くて爽快。 ボールは一カゴ3.5トルコリラ(約300円弱)。 トルコのコースは全てメートル表示である。 レンジの奥行きは220〜230mくらいか。幅は150mほど。 ドライバーが飛ぶ人は金網を越えて出てしまうだろう。 ![]() クラシスはその名の通りリゾートホテルが一体となっている。 ゴルフコースの他に、サッカー場もある。この季節、ゴルフコースの周りにはひまわり畑が満開である。当然ながら、サンフラワーオイルの収穫を控えての畑である。トルコは有数の農業国でもあるのだ。 週末ともなると、トルコの子供達やビジターの為に、各種のレッスンが開催される。 田舎の中ののんびりとしたコースはまさにリゾートコース。いいね、こういう雰囲気は。 プレー終了後に、この屋外テラスで飲むビールはまた格別であることよ。。。 ![]() (← コースへは2人乗りの電動式セルフカートで移動する〜) コース全長は男性用のレギュラーティで5606メートル。パー73。 女性用は4621メートルである。 7〜8月の夏場以外は天候が変わりやすいのがこの地方の特性だ。 風も常時やや舞いながら吹いている。 ![]() (⇒1番ホールPAR4を臨む〜) 写真では良く判らないが、左手にはコテージがコースにそって林立する。 左に打ち込むとOB。 突然、雨雲が流れてきた。この後、激しい雨に暫し見舞われる。 今年のトルコは天候不順、異常気象。本来、6月以降は雨も降らないそうだが、今年は雨と曇天がまだまだ多い6〜7月である。 ![]() (← 18番PAR5最終ホールでのティーショット〜) 『時計オヤジ』登場!? PAR5の打ち上げで細いフェアウエイはまるで夏場のスキー場のよう。 ティーショットにはテーラーメイドのフェアウエイウッド#5を選択する。 忍、忍、忍、耐、耐、耐のホールのアガリは、結局ボギーでした。クヤシー・・・ ![]() (⇒ ナイキ党の『時計&ゴルフオヤジ』のギア初公開〜) 時計オヤジはナイキ党。1976年のワッフルトレーナー、レザーコルテッツ以来、ナイキ一辺倒。 ゴルフギアもファッションも基本的にはナイキ中心であるが、以下の通り色々混ざっている。時計に例えると・・・: ドライバー: IGNITE+ 460cc、S-FLEX (44.5インチ)=パネライ GMT 44mm フェアウェイウッド: #3旧型Big-Berthaスチールヘッド(プロフォース65)=ROLEX DJ #5テーラーメイド(ライフル R80)=オメガ 12角コンステ アイアン: #4〜PW PRO-COMBO スチールシャフト(R) = SEIKO スプリングドライブ サンドウェッジ: COBRA 56°= オメガ SPEEDMASTER ロブウェッジ: ネバコン 60°= SINN 356 FRIEGER パター: テーラーメイド NUBBINS(34インチ) = HERMES クリッパークロノ ボール: タイトリスト PROV1 392 ![]() (←ゴルフマナーの必需品、アクセサリーの『3種の神器』〜) ゴルフの世界も便利になった昨今。 プレーとマナー維持の為には左写真の3点セット携帯がMUSTである。 写真上から: @マーカー: 磁石式で帽子のツバにクリップで留められるタイプは今や、常識。 なくなる心配、ポケットの中で探す手間が不要。本当に便利です。 Aアエロ・スパーク・ティー: デカヘッド対応型の折れ曲がるティー。 これも本当に便利。首振り機能でショット後もティーが飛んで無くなる恐れが少ない。 元の位置でティ−を拾えるのが良い。 これも日本製のアイデア商品ではなかろうか。大変便利で良く出来ている。 Bグリーンフォーク: SCOTTY CAMERON STUDIO DESIGN による軽量アルミ製フォーク。 ナイキ製も良いが、これも素晴らしい出来映え。フォークは大き目が使い勝手も良く、グリーンにも優しい。こうしたグッズは常にプレーヤーの必需品である。 |
![]() (ケメルKEMERは美しいが狭くて長い。とにかく飛距離は必要だ〜) 続いてはケメル。5904メートル、PAR73のコースは全員歩くことになる。 電動カートは無い。ゴルフバッグはキャディに担いでもらい、ひたすら18ホールを歩くのである。日本では中々お目にかかれぬスタイルだ。加えて、夏のこの時期、ラフもきつくなりタフなコースとなる。 ←1番ホールは213メートルのPAR4。ワンオンも可能だが、どう攻めるかは自分次第。 ![]() 右写真(⇒)は前半8番ホールのグリーンからフェアウェイを望んだ光景。 グリーンに向かい、ふと後ろを振り返るとそこにはローマ時代に建造された巨大な水道橋が眼前に迫る。それにしても何とも立派な水道橋だ。 しばしゴルフのスコアもそっちのけで、予想外のローマ遺跡に見とれてしまう。 流石、歴史の織り成す交流都市である。 ![]() (← キャディは全てがコース近所の子供達〜) 正確に言えば、キャディではなく、バッグ・キャリアー。担ぎ屋である。 気温40℃を超える夏場に18ホールをバッグを担ぐ労働はキビシイ。 途中で、気を失う柔(ヤワ)なキャディもいるらしいが、プレーする方もしんどい。 英語は殆ど通じないので、片言の番号(アイアン)とジェスチャーでかろうじてコミュニケーションを図ることになる。グリーンまでの距離、グリーンの傾斜等、誰も何も教えてくれないのがここのキャディである。もっとも、トルコ語で言われても分からないのよ・・・(英語を話せるキャディはごく、少数である)。 ![]() (← コースはこんな感じで細く、長い〜) ドライバーがぶれはじめるとスコアを崩す。 ロングアイアンやフェアウエイウッドを多用しないとスコアはまとまらない。 クラシスを柔、とすればケメルは剛のコースと感じる。 共に正攻法な戦いを挑んでくる。 そして、プレーヤーもキャディもバテバテになる真夏の『ウォーキングGOLF』である。 ![]() (← 時計オヤジのゴルフバッグには日の丸が〜) 愛用のナイキ・スタンド式バッグには、ナイキマークの下に日の丸のエンブレムを付けている。ナイキ+ジャパン。かつて某地で国別対抗戦に出た時に付けたもの。まぁ、特に大意は無いのだがね。 イスタンブールの上記2コースでそこそこのスコアで回れれば日本でも通用するかな、などと空想する『時計オヤジ』でありました。 * * * 本日(2005年7月17日)、第134回全英オープンで29歳のT.WOODSが2回目の優勝を飾る。 ナイキ党オヤジとしては嬉しい限りだが、多分ゴルフは一生かけても満足行く結果は得られない、難しくも悩ましく楽しいスポーツであることだろう。。。 |
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