SWATCH スウォッチ
『SWATCH、気になる2本』
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(相変わらず元気なSWATCH ~) 久しぶりのHP更新となる。今年は個人的に色々と有り過ぎて、超多忙な時間を過ごしている。加えてこの春にPCを新調したのだが、どうもHP作成ソフトとの相性が悪く、インターネットを接続した状態ではHP作成が出来なくなってしまった。そして、ちょうど時期を同じくしてこのHP運営会社であるジオシティーズでも色々とシステムやら表示方法やらに変更が生じたようで、そんなこんなでもっぱら最新情報は『WEBクロノス』中心となってしまったのが、我ながら残念かつ反省する点でもある。このHPに興味があり、最新の情報を求める御仁には、是非とも『WEBクロノス』のメンバーになって御覧頂きたい。 *** 閑話休題。 この迷彩モデル、一目見て即断即決、である。元々、SWATCHでごく普通の3針時計を探していたが、これぞ、と言うモデルが中々見当たらなかった。そこに今回のモデル登場である。INDEXの数字が3以外、揃っていること、長針(分針)と秒針が周囲のINDEXに届いていること、そして全体のバランス感が可也良い出来栄えであることに尽きる。 文字盤はダーク調の迷彩(カモフラージュ)、ケース本体とシリコンベルトが明るい緑主体の迷彩。そしてその迷彩上に白い花びらが散りばめられる。硬派な迷彩デザインに白い花花を持ってきたこのデザインセンスが素晴らしい。巷に数ある迷彩時計の中でも、突出した色彩とデザインセンスがこの時計の魅力である。 大き目のアラビア数字indexもバランスが取れている。前述の通り、Indexまで届く長針と秒針も実に基本をマスターしており、好感が持てる。 安いから買う訳ではない、高いから好いデザインとも限らない。 Swatchの命とは、『心に響くデザイン』、である。そうした自分に訴求する1本に巡り合うことが出来れば迷わず購入する。それがSwatchとの正しい付き合い方であり、ブランド側の戦略・コンセプトでもあり、それを具現化出来る実力こそがSwatchの底力、でもあるだろう。 *** 迷彩デザインというのは、言わずもがな、軍用がルーツだが、機能を突き詰めた軍用デザインは日常生活においても十分に通用するし、スパルタンな魅力さえ生み出す。その迷彩デザイン柄に白い花花を散らしたデザインが、瞬間に迷彩柄をファンタスティックな柄へと変貌させた。そんな魔術師のようなデザイン手法、コロンブスの卵的な発想に『時計オヤジ』としては共感するところ大、であるのだ。 (美錠にまで迷彩柄をプリントするところがニクイのだが ~) ➡右写真の通り、美錠や遊革にまで迷彩柄がプリントされる。こうした細かい芸が嬉しい限り。しかし、一方で時計本体ケースのプリントは側面までである。つまり、上から時計を見て見えるところしか迷彩プリントはないのであるが、出来ればケースだけは側面まで全部にプリントを入れて欲しかった。横から見て迷彩柄がスパン、と線で切ったように終わってしまうのは何ともチープ。シープなSWATCHだから仕方ないとは言え、今やこの種の時計はSWATCH以外でも市場にあふれている。どのブランドも魅力的な価格とデザインで勝負している激戦区でもある訳で、であれば尚更、こうした些細なコスト削減は回避して欲しいところだ。 とは言え、そうした点は本当に些細な点であるので、重箱の隅のような話である。 苦情ではなく、細かい苦言の程度の話だ。 今回はロンドンのOxford Street店で購入したのだが、聞くところによれば日本では完売状態のモデルらしい。やはり、この世の諸兄は詰まる所、似通った嗜好と選択をするのであろう。。。 |
(もう一本の『即決モデル』がコチラ ~) NATO式Strapに、精悍なるガンメタ風の塗装が施されたケースに、ダイバーズのような回転風リングを備えたのがBIG IRONYである。この時計の文字盤色違いが既に市販されているのだが、この黒文字盤に黄色の秒針モデル、そしてNATOベルト装着を純正でこなしてしまうのが素晴らしい。これまたSWATCHの『底力』と言えるだろう。 流石に価格相応と言うべきが、革製NATOの裏面は毛羽立った粗い処理である為、当初は手首に革のカズがバラバラと取れるように付いてしまったのには閉口したのだが、少し使用を重ねるだけで、この問題も解決され、毛羽立ちのカスは直ぐになくなる。アメ色のNATO革ベルトは、非常に柔らかいために、耐久性には少々不安ではあったが、紫外線による経年変化の楽しみは大きい。今回は濃茶のダブルバックル製スペアベルトも調達したが、やはりオリジナルのNATOが一番似合うだろう。 直径40mmオーバーではあるが、手首上には心地良くフィットする為に、大き過ぎると言う違和感はない。そもそも違和感があれば購入には至らないので、このHPでは当然、褒める文章が中心となるが・・・。 (禁断のご本家との比較写真を掲載する ~) このBIG IRONY、どこかで見覚えあるデザインでもある。 針の形状含めて、Bell&Rossと瓜二つであるのは誰しも感じるところだ。PANERAI系にも通じるデザインは、矢張り、出自が軍用系ということで自ずと行き着くところではあるまいか。 こうして2本比較してみると、角型と丸型の違いはあるが、その醸し出す雰囲気は非常に似ている。強いて言えばBIG IRONYでは回転リングのようなベゼルを装着した所がセンスの表れであろう。一方のB&Rは、まさしく計器そのもののスパルタンな風貌である。 時刻合わせ不要のBIG IRONYをマイ標準時間計測用として、B&Rの自動巻きとペアで楽しむことも出来る。遊び感覚で溢れるBIG IRONYは、NATOベルトの組み合わせでその名も'SPECIAL UNIT'(特殊部隊)と称される。自分にとってのどんな「特別任務」の時にこの時計をしようかと、他愛も無いことを妄想しつつ、ジックリと眺めては愉しんでいるのである。 *** この後、更に今年のSWATCH本命モデルでもあるSISTEM51について触れることにする。(2014/12/8 570,000) |
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